素晴らしい映画でした。
貧しい国の少年が風車を作って電力を起こしみんなを助ける感動のサクセスストーリー、いわゆる感動モノかなとちょっと穿って見始めた自分に反省。
アフリカの最貧国マラウイの現状が描かれていて、大雨、かんばつによる作物の不作。死と隣り合わせの食糧難。食料が無いからこその争い。
民衆の事を考えない政府、学費がなくて学ぶことの出来ない教育制度。いくつもの困難があってその中で無骨に生きる父親と独学で学ぶチャレンジして風車を作り、かんばつを救う少年。
貧しい中にあってもどうすれば作物に水を運ぶことができるのか、希望を持つ姿が素晴らしかった。 一家の長として苦しむお父さんも凄く入ってきましたが。
本当にあった物語、そう遠く無いむしろ今もどこかの場所である事、その事実に想いを馳せる事。