2019年の河合勇人監督作品。原作既読、アニメ全話視聴済み。
正直、何も語りたくないけど、レビューなので語ります。
説得力のないコントみたいなセットの美術、終始滑りまくってる脚本・演出、低レベルのコスプレ役者など全てが安っぽい。
複数の人気エピソードをつまみ食いして強引に一つにまとめた無理のある構成のせいでギャグが中途半端で全く笑えない。原作自体が主に心の声とモノローグで成立しているので、それを実写でやると、どうしてもへんてこになってしまう。ドラマなら許されるかもしれないが映画だとどうも・・・。
藤原はアニメに寄せて頑張ってたけど、やっぱり実写でピンク髪はきついね。石上のキャラ改変もひどいけど、それ以上に佐藤二朗の医者が最悪だった。松葉づえの患者を突き飛ばすし、要らないメタ発言はするし、制作陣はこれが面白いと本気で思ってるの？ あまりにも映画をばかにしてる。
唯一良かったのは、アニメの四宮かぐやの声を担当してる古賀葵さんが出ていたことぐらいか。
え、続編作るの？ このレベルで？ 信じられん・・・。そりゃあ実写化の粗製濫造が止まらないわけだわ。だってこの程度の出来でも原作ファンはどうしても見に行っちゃうもん。
これは原作を人質に取られたようなもんだよ。本当、犯罪と言っても過言ではない。悪質過ぎる。詐欺だ、詐欺！
