なかなかよかった!
トランジションの古典的なアニメ感に吹いた笑
ほどよく哀しく、ほどよくきゅんと、ほどよく懐かしく、またほどよく面白い。
そのほどよいシーンに一貫して登場する、様々な可愛いクリームソーダたち。
拙者、常にあったかドリンク派ながら、これはクリームソーダに挑戦したくなりますな。
カフェで観るのにぴったりな青春回想もの。
好きな映画入りです。
なかなか絵面がこだわられており、全てのシーンが眼福。
また、悲しいシーンも笑いを入れてくるので、スイカに塩、みたいな感じで絶妙。
俳優の見せ方がうまく、前から見たキャラ、後ろから滲み出る感情をうまく使い分けられている。
特にそれを感じるシーンが、タコ公園でのムウ子ちゃんのおさげの後ろ姿。
それから、前から見たら誰しもが吹き出す顔のパパが、後半、ヒロインにクリームソーダを作る後ろ姿。
絵面は全て完璧にこだわられているが、音量の差が激しいのが惜しかった。
モノローグ、各役者の声のバランスがバラバラすぎて、イヤホンで聴いていると音量を最大6レベルくらい上げたり下げたりしなければならないのがしんどかった。
他は満足。OP.EDまでポップレトロで可愛く、主演女優もくせがなく自然で、すんなり感情移入できた。
クリームソーダを介して3人の女子たちの心の扉が開いてゆく、その見せ方がうまかった。
順番に、全キャラにほろりとする瞬間を見せる。
ローテーションでピンスポを当てるグループアイドル的なシナリオも、いいね。
キャラの服装、髪型までバッチリキャラ分けされているのも分かりやすい。
また、初回、二回目くらいまでムウ子ちゃんだけクリームソーダ呑む時のモノローグがないのもリアルで笑った。
重要なシーンで、各キャラ関係なく作者の言いたいことをセリフセリフして言わせる感じもご愛嬌でよかった笑
拙者こちらを、抹茶カフェで抹茶パラダイスしながら観ました。よきよき