昨年の夏、同様にフリーソロスタイルをするマーク・アンドレルクレールの「アルピニスト」を鑑賞し彼の純粋に山へ挑む心とクライミング姿があまりに美しくとても感動した。
こちらを鑑賞する気持ちになるまで１年経過。
ようやく鑑賞。
私にクライミングなんてできるような技術はないけれど、自分の力量の少し上を…と思う山へ行こうと考えれば
徹底的に山を調べ、天候チェック、服装、持ち物、色々な場面を想定しルートをいくつも考え始める。
そんなに難しい山にチャレンジする訳じゃない私でもそうなれば他の事はすっぽりと抜け落ちてしまう。
フリークライミングなんて体力的にも危険度も最も高いレベルに挑戦する彼らが大多数の生活をナーバスに考えてしまうのも仕方がないかと想像する。
彼らは自分を表現する唯一の手法がフリークライミングなのだから。
孤独な自分と真摯に向き合い、自分から逃げず、山から逃げずに生きている崇高な人だと思う
