このレビューはネタバレを含みます
filmarks試写会にて鑑賞。
「ヨセミテのエルキャピタンをフリーソロで登る」というクライミングをしない人には何のことだかさっぱり分からない偉業をアレックスの生い立ちから追い、必要最低限のフリーソロの説明、彼を取り巻くクライマーや恋人のインタビュー、撮影クルーまでも被写体にし、入れ子構造にして描いたことにより、ただのノンフィクションではなく、クライミングをしない人にも十分に楽しめるドキュメンタリー&エンターテイメントに仕上がっていました。
クライミングシーンも手に汗握るけれど、アレックスの人間的成長もグッとくるものがありました。上手く笑えなかったアレックスが難所を越えたときに見せた満面の笑みを見逃さないで欲しい。