ねこまるキャット

SKIN 短編のねこまるキャットのレビュー・感想・評価

SKIN 短編(2018年製作の映画)
3.8
『差別』×『憎悪』
白人と黒人、肌の色の違いによる問題提起短編作品。

何の理由もなく黒人を差別し敵対視する白人。

物事を本質を自分で理解する能力がない人間は、悪い情報だけを刷り込まされ、洗脳され続け生きていく。

差別、憎悪、負の連鎖、日本でこのような事は日常的には起きていませんが、物事の本質を理解出来ない人はどこを見てもいる。

国の資産形成制度を使わず、民間の外貨建て保険が良い商品だと洗脳され、手数料を抜かれ生きていく人達。

資料を紙で管理し、今だに書類のサインがハンコじゃないとダメだという老害。

規律や規定に何も疑問を持たず、自分で物事を考える事を放棄したロボット人間。

周り見ればそんな人達ばかり。

物事の本質を見極めて生きていかないと、洗脳され、必要のない思考や感情を引き継いでしまい、自分らしさが消滅し、いつの間にか何かに染められ、自分じゃなくなっている。

そうはなりたくないなと、改めて考えさせられたりしました。

この子供達も、自分らしさを失った大人になってしまうのかと思うと悲しい。