世界観に没入する20分。
リアリティショーで「LGBTQは隠せるけど、肌の色は隠せないんだよ」と白人コミュニティにいる黒人がゲイをカムアウトしてる白人に話していたのがずっと心に残っていたことを思い出した。
お互いマイノリティだけど、というノリに対して「一緒にしないで」という意志を感じた。
思考や思想は表出させない限り伝わらないけれど
肌の色は隠しようがないからだと思う。
この作品の白人たちのように、わかりやすくタトゥーでもしてくれてたら白人至上主義ってすぐわかるから避けられるけど
ヒゲの下に隠して胸糞悪いタトゥーを彫ってる人もいるし。
一歩家の外に出ると、レイシストに出会うかどうかはもうガチャだから
アジア人である自分は運に身を任せるしかなかった。
その時の緊張感は、帰国するまでなくならなかった。
マイノリティとしてアメリカで暮らすことは、晴れた気持ちのいい日にレイシストに襲われるかもしれないということだから。
テーマがヘビーすぎて長編を観るか悩んでしまう。
この作品の子役たちのメンタルヘルスも心配。