GYAOとAmuseが行ったNEW CINEMA PROJECTの第1回グランプリ受賞作。
とにかく望月歩さんの魅力が詰まった作品。
マザーゲーム、ソロモンの偽証、3年A組などで、この人しか持っていない個性的で不思議な空気を出される役者さんだと思い注目していたが、初主演作だったとは。
インタビュー曰く、本人が初めて自分からやりたいと言ってオーディションを受けたそう。いい意味でイケメン過ぎず、ムキムキではない望月さんの素直さが作品の背景にとてもマッチしているように思えた。
ストーリーとしては、誰もが一度は見聞きしたことがある「病気の〜ちゃんを救いたい」の募金によって救われた少年の人生の葛藤を描くヒューマンドラマ。
色々な経験をしながら「生きる価値」や「優しさ」と向き合い成長していくシーンはとても良かった。
今作は彼の代表作になること間違いなし。
これからも、一皮向けた望月歩さんの演技に期待したい。
次は、悪役やヒステリックな役も見てみたい…。