あらら

五億円のじんせいのあららのネタバレレビュー・内容・結末

五億円のじんせい(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

旅を通して、いろいろな、ほんとうにいろいろなタイプの人、仕事との出会いを通して成長していく望来くんの様子がとてもよかった。
初めは頼りない感じだったのに、だんだんと顔つきが変わっていくのを見るのにもわくわくした。

お父さんは、今どこで、何をしているんだろう・・・と思ったりもして。
テレビに映っている望来くんを見て、何を感じているだろうか・・・。

世の中に、募金による移植手術によって今元気に過ごしている人が、確かにいるのよね。
ふだん考えたこともなかったけど・・・。
多くの人の協力によって今生きていられている、となると、確かに期待を裏切らないように、品行方正に生きないと、と考えるんだろうな。
それもすごいプレッシャー。

でも、誰でも産まれてくるまでに、たくさんのお金がかかっていて、親を初め、いろいろな人から元気で産まれてきてね〜と思われていて。
生きるためには、誰もがたくさんのお金と気持ちを使ったりもらったりしている。
募金による多額のお金と、通常の出産で産まれた場合のお金と、金額の違いはあるけれど、誰もが借金を背負って生きているってことかも?
生きることも期待されているわけで、そう考えて、誰もが品行方正になって、いい世の中にならないかなあ。

生きるためにかかるお金、自分に生きてほしいと思ってくれる人について、いろいろ考えてみたくなった。
あらら

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