演者としてだけだなくプロデューサーとしても作品を作る三人の女優の共演だけでも見応えがある。
シャーリーズ・セロンがプロデュースの今作は、長年放送局のトップに君臨する男のセクハラを弱者である女性たちが訴える、今までは権力によって口を塞がれてきたのが表出してきてる世界的なテーマ。
この作品のメイキャップを見て、有名俳優を起用して作品の人物に感情移入させる為に高度な技術が使われてるのを実感した。
日本でよく飛び交う枕営業なるものも、今回で言う代償型セクハラに当たるんだろう。
女性が声をあげるのもいきなり一枚岩になるのではなく、個人の立場や状況によって反応がそれぞれなのがリアルだった。
三人がエレベーターで一緒になるシーンが象徴的。