ヴぇる

スキャンダルのヴぇるのレビュー・感想・評価

スキャンダル(2019年製作の映画)
3.5
私は映画を評価する1つの要因として、現実で起こっている事をすぐさま実写化し問題点を写しきった上で新事実を叩きつける。これは非常に高評価になりやすく、今作品もそこのツボは抑えている。

セクハラを題材にした作品の割にはそこまで重くなく軽い作りであり、問題の深さを掘り下げていない事は多少疑問に思ったが、事の次第や顛末、脚本は分かりやすく簡潔だったため、物語に入り込むことは容易であったと言える。

ただ、逆に淡白過ぎる点や唸る点が少なかったのも事実で、取材が足りないていないのはやや不満だった。
加えて俳優陣は豪華だったがオスカーを取るほどか?と言われればそんな事もない気がする。

総評として、映画化へのスピード感、そしてパッケージとしての価値はまずまずたったと言った点で高めの評価になった。
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