このレビューはネタバレを含みます
Netflixで観賞。
簡単なあらすじ。マウトハウゼン強制収容所で囚人ながら写真撮影係をしているボシュ。ナチスの残虐行為を撮影したネガを証拠として持ち出そうと仲間と計画するが…。
これ重いんだけど、なんかちょっと残虐な写真を芸術として取り続けるリッケンに注目して観てしまった。人間って、おぞましいものに惹かれる感覚がほんのちょっと備わっている気がするんだよね。なんとか理性を保ちつつ、正常な精神を保つように生きているんだろうけど、少なからずリッケンのようになってしまう自分もいるかもしれないと思いました。
エンドロールで実際の写真が映されるんだけども、映画の中よりかなり悲惨に見える。実話ベースの話ってことで、あんなに過酷な中で生き残れたことが奇跡だよなぁ…って思った。どんよりした。