5年で複式学級を解消できなければ廃校。そう宣告された全校生徒35人の小学校が、当時の校長先生、先生方、地元の住民の方々とが一丸となってその危機を乗り越える。
この学校を守りたい、子どもたちの未来を守りたい、自分たちの村を守りたい。熱意に、その想いに、何度も泣いた。
小学校の校庭に見事な枝垂れ桜があるんです。実際に観に行ったことがあります。
ちょっとした縁があって、多少知っている小学校です。
そういう理由もあって、結構感情移入してしまったかも。
ただ、演出は好きじゃないな。

• #2019公開SALIERI

5年後の廃校を宣告された生徒数二十人の小学校。ここに赴任した新校長先生と先生たち、地域の人たちが5年で100人以上の学校に復活させた取り組みのドキュメンタリー。

小規模特認制度という、校区外からも生徒の入学を認める制度を使い、学校と地域の魅力をアピールして、入学させたいと親御さんたちに安心してもらうこと。

普段の日常にあるものの素晴らしさは実は地元民ほど気づいていなくて、外部から来た校長だからこそというのもあったかも。

小学校って地域の中心コミュニティ存続にとってなくてはならないものなのだなぁと思った。

廃校宣告を行政から受けて、こうして復活したのはここ宇都宮の城山西小学校一校だけ、とトークショーで映画監督のコメント。この校長も一緒にトークショーでお話ししてくれました。

毎年全国で500校ず学校が消えていっているそう。それは日本の各地、隅々で密かに静かにコミュニティが消えていっているということ。

2025.0323.シアターセブン