ゆうさく

ブルータル・ジャスティスのゆうさくのネタバレレビュー・内容・結末

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

今年度ベスト。
この映画を見逃していた2020年があると思うとゾッとする。

暴力と破壊。それが凄惨であればあるほどカメラは引かんとあかんですよ。ほんっっっっとに怖い。今まで見た映画の中でも1.2を争うほど緊張した。
序盤の強盗シーンね。引きのショットで一部始終が語られるのだがコレの目撃してしまった感はヤバすぎる。描写が乾いていれば乾いているほど犯人の話通じない度がマシマシになってチビる。

暗部の怖さも徹底的。この世で最も後部座席が怖い映画。たまたま鍵を閉め忘れたあの2人の若者の恐怖心を想像すると涙が止まらん。
強盗グループの移動中の緊迫感もエゲツない。視線のやり取り全てが命懸け。

ジリジリと引き延ばされる時間とあっけなく省略される瞬間との取捨選択によって観
客もこの地獄旅行に引き摺り込んでいる。

それにしても後片付けタイムのあのゆったりとした感じを出すにはどうすれば良いんでしょうね。本当に映画って不思議だ。
ゆうさく

ゆうさく