このレビューはネタバレを含みます
「コンクリートの上を引きずり回されて」いるのは誰か、何か。政治的な正しさという問いに、皮肉として裏切り続ける。政治的な正しさがあっても映画としての魅力に欠けることはある。
張り込みで卵サンドを1時間かけて食べるシーンが最高。「張り込みで楽しいのは食事と張り込みが終わる時だけ」のセリフもいい。生きている。
最後は金を巡って争う。スナイパーライフルで慎重なアクションシーンは好み。黒人が勝って、白人にちょこっと渡す。ライオンを狩りに行こう。っておい。
差別主義はNOだし、構造化されてるものはまず壊さなきゃいけない。ただ、個人の本質的な考えに強く働きかける怖さもある。映画というプラットフォームの役割、映画的な魅力、よく考えなくてはいけない。