亜硝

ブルータル・ジャスティスの亜硝のネタバレレビュー・内容・結末

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

う〜ん丁寧で最高に面白い
クラシックかつアバンギャルド

長尺だからこそというか、こんな描写してたら長尺にもなるわってくらいの退屈寸前のしつこい人物描写が与える奥行きがたまんないですね
あまりにも誇張された静寂と暴力の対比が心地よい

じっくり丁寧に出勤の様子が描かれた銀行員のお姉さんがあっけなく殺されたところで、「この映画は誰が突然死んでもおかしくない」と強烈に刷り込まれた感じがあって、そこから緊張感がずっと持続したのが凄かったですね。もちろん銃を突き付けられながら運転席で昔話に興じるとか、ガソリンが漏れてる車の下でライフルを構えて敵を狙うとか、そういう細かい部分でサスペンスを作る工夫もとんでもなく上手いのですが…

強盗団が死闘の末とはいえバンから出られないまま思いの外マヌケに殺されたのも良かったです
まじで傑作!
亜硝

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