【劇場鑑賞】(15)
嵐の大ファンの母にすすめられ中野量太監督作品を初鑑賞。めちゃくちゃ感動した。
前半は浅田家が家族写真(というかコスプレ写真!?)を撮るのを笑いを交えてほっこり進んでいく。
後半はガラッと雰囲気変わってあまりにも痛々しくそして生々しい震災パート。
被災した人もそうじゃない人もきっと、あの日自分が何をしていたか脳裏に浮かべるだろう。
津波で家も家族も流された人たちの為に写真を洗浄して返すボランティアを通して写真とは何なのか主人公は改めて見つめなおす。
北村有起哉やリコちゃんの演技が切なくウルっときた。そうか家が流されてしまった人は家族の遺影すらないのかと辛い気持ちになる。でも8万枚のうち6万枚は家族の元に返されたというナレーションに少し嬉しくなった。
そして最後のオチでまたクスッと笑えてほんとうに良い映画だった。
これから当たり前のようにあの日から10年20年と時間は流れるが震災の事を忘れてはいけないと改めて強く思った。
母よ、この作品をすすめてくれてありがとう。