このレビューはネタバレを含みます
原作未読。
毎日酒呑んで小さい娘のいる家に集まって麻雀して「奥さーん、ビール無いよ」「灰皿いっぱいだよー」と、よその嫁をこき使う友達たち。
毎日お宅にお邪魔して助かってるわ、とニコニコの嫁さんたち。
酔うと化け物になる父親。
皆狂ってる。
お母さんが首吊っても皆平静。
(狂ってる…けどあくまで娘目線なので見えないところでは泣いたり、反省したりしていたと信じたい)
でもその後も一緒に酒呑んだり、辛子のママも酒を勧めたり、皆が何考えてるのか全然わからない。
松本穂香の変な婚約者は何だったのか。
病気で死んで「ごめんなさい」の書き置き。こんなんで許されると思ってるのか。
ラストで「化け物は私だったのかも」と考える松本穂香。違うよ、あんたは被害者だよ。
最後の方は美談っぽくまとまってて嫌だった。
会社の同僚が絵を持ってきたエピソードは良かった。
とにかく娘目線のお話なので、酔うと化け物になる父親が何を考えているのかずっと分からなかった(そういう演出なのは理解してる)なのであの絵のエピソードだけはジンと来た。