まさか自分の大好きな廃れたジャンルであるジャーロが素敵なアレンジで現代映画としてみれるとは思っていなかった。
エドガー・ライト映画というよりはエドガー・ライトの好きな映画によりフォーカスして作られた印象。彼の他作品よりかはユーモアは抑え目。
挿入歌の素晴らしさはいつものこと、今回はスティーブン・プライスの音楽がたまにゴブリンぽくなるのが好きだった。
こういう映画はまず最初に「映画は映画だ」と潔くはっきり示してくれるから、ガンガン進むテンポにもついていける。
そのテンポはというと編集が今までの監督作よりもさらにゴリゴリに凝りまくっててすごい。
オリジナリティとオマージュに溢れた快作・怪作。興行収入が非常によろしくないみたいなのが残念だ。