テレッテ

ラストナイト・イン・ソーホーのテレッテのレビュー・感想・評価

3.8
人生初の試写会!めっちゃ良かった!

60年代の魅力溢れる美しい悪夢に憑かれ、蝕まれる様は恐ろしくも虜になる
エリーもサンディも徐々に自分を失っていくのが観てて苦しくなる。
ホラー、スリラーとしての心がざわつく感覚があるけど、それだけじゃなくどこか哀しさ漂い、終わった後にはスッキリする。まさしく奇妙な夢から目覚めたような感覚

鏡を使った手法が特徴的
時には現実と夢の境界線であったり、エロイーズとアレクサンドラの自己としての認識の線引きだったり
あそこで自ら叩き割ってしまったのが一気に現実を侵食してきた一因なのかもしれないと思った

業界の裏というか、現実というか結局男性優位で女性が食い物にされているような現状。60年代だけじゃなく今も続いてるとこはあると思う
エロイーズだけの悪夢じゃなく、女性全てにとっての悪夢であり、耐え難く変えるべき現実なのかもしれない

アニャテイラージョイもトーマシンマッケンジーもめっちゃ可愛いのよ〜!
60年代を表現する服装や色遣いなど様々なこだわりが見える
物語としてだけじゃなく映像を目で楽しむという点でも良かった!

監督の撮影の裏側的な話も楽しかったしすごくいい試写会でした!
テレッテ

テレッテ