エドガー・ライトらしいプロットへの不誠実さや適当さ卑怯さもある。
それはジャンル的にはいつもより許されない。
そしてさらに色々な仕掛けは一部不発とも言える。
それでも最高にエキセントリックでエキサイティングな映画だった。本当に最高だった。
それはマイナスを補って余りある要素、というよりそのマイナスすら味になるような要素の素晴らしさからと感じた。
どこに転ぶか読めないプロット。
映像・音楽の美しくも強烈な没入感。
トーマシンとアニャのキャリアハイの演技。
そして意外にもしっかり怖くて独特なホラー演出。
ストーリーに関しては感想は書けないが、観終わったら飲みに行きたくなるし踊りたくなる痛くて素敵な映画。
万人受けはしないが、気になるなら映画館で観るべき作品かと。
