エドガー・ライトの新作だ！ってだけでウキウキしてなんの前情報も入れず、ポスターから「マルホランド・ドライブ」感を想像して観に行ったらお洒落なホラーで度肝抜かれました。
いや、ジャンルにホラーって書いてあるけどあそこまでモロに幽霊が出てくるとか思わなかったよ。。
偶々前日に「ホラー映画が苦手」って話を散々していたので一緒に観に行った隣の人はさぞ驚いたかと思います。いや、ホラーやん。
目を覆うほどの恐怖はなかったのだけど観終わったあとものすごく疲れてしまい感想を読み漁っていてようやく分かったのだけどテーマに性暴力があるからか、それでこの疲労感なのか、という
観てる時なんとも思わなかったけど。。
この手のテーマを扱うのって批判は避けられないと思うけどライトなりにロンドンを描くなら闇の部分も描かなきゃいけない、って思ったのでしょうね
女なら大なり小なり性被害、セクハラ、ケダモノからの視線を受けてるとは思うのでこれを観て思うところはあるよね
私は監督贔屓があるからなのかわからないけどこの映画から嫌悪は感じなかったかな
なんでかな、と思ったけど私は彼らに対して恐怖を感じるというより怒りが強いからかもしれないな。
前日に浅草キッドを鑑賞したのだけどそこでも「女性を性の対象として消費する」描写があって似たものを感じた、
こういう問題があるんだよ、あったんだよ、って描写が最近多すぎて辟易するのも正直ある。
この映画を観て同じような経験をしてきた人たちが少し心を救われるような体験ができたら良かったのかもしれないけどそれは決して無いです。
ただ私も同じようにケダモノたちを脳内で何度も殺してるよ。
これを経ての今後のライトの映画がどんなものになるのか楽しみな気もします
どうやって撮影したのか気になってたけどメイキング見たらかなりアナログでした、さすがです
ただただオシャレ！
