ま

ラストナイト・イン・ソーホーのまのレビュー・感想・評価

5.0
最高。
初めてエドガーライト作品。

ロンドンを舞台に現代のトーマシンが60年代のアニャの力を借りてなんとか2人でファッション業界でのし上がっていく音楽衣装その他街の雰囲気キラキラオシャレサクセスストーリー映画かと思いきや騙された😭
めちゃくちゃホラーだった。それでいてとにかく展開が不遇過ぎて疲弊する。
女の怨念が篭った部屋で繰り広げられるファンタジー・ホラー。見てて20年代の『シャイニング』的な立ち位置にいくんじゃないかとも思っていた。主人公が精神的に追い込まれていく様を追体験するような演出が凄まじい。
トーマシン演じる田舎っぺがオシャレして垢抜けて行く様だったりアニャが金持ちの性的搾取として堕ちていく様を見て良い意味でも悪い意味でも都会の怖さを描いている。60'sの音楽と衣装、街のネオンサインなどが作品を彩っている。

トーマシンとアニャという今ノリに乗っている2人のW主演としては本当に申し分ない作品。とにかくこの2人の魅力は作品において大き過ぎるものとなっている。
ま