Nao

ラストナイト・イン・ソーホーのNaoのレビュー・感想・評価

3.8
60年代をこよなく愛し、ファッションデザイナーを夢見るエロイーズは
田舎からロンドンのソーホーにある学校の服飾科に入学し寮に入るが、
ルームメイト達や寮生活に馴染めず、とあるアパートで一人暮らしを始める。
夜眠りにつくと、夢の中で60年代のソーホーにいて、歌手を夢見るサンディという女性に会い、
身体が彼女にシンクロしていく。
夢からインスパイアを受け、服のデザインや自分のスタイリングも影響され
夢を楽しみにするようになったエロイーズはタイムリープを繰り返すようになるが
ある日夢の中でサンディが殺される現場を目撃してしまい、、、、

まず、エロイーズが自分で作った新聞紙のドレスを着てレコードをかけながら
部屋で踊っているオープニングがcuteでとっても素敵。
サンディとエロイーズがシンクロしていくシーンを
鏡を使ったり、ダンスシーンで交互になったり、映像的ギミックも観ていて楽しいです。
「Baby Driver」もそうでしたが、選曲や映像にセンスを感じます。
今回はファッションを夢見る主人公なので、街並みの撮り方もすごくオシャレ。
ホラーは苦手なのですが、精神的に追い詰められていく様子にのめりこめて
この映画は程よくハラハラ感も味わえます。

サンディ役のアニャ・テイラー=ジョイ(クイーンズギャンビットでチェスの天才少女役)が魅惑的で
サンディに魅了されていくエロイーズ演じるトーマシン・マッケンジーもすごい良かった。
Nao

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