Chico

ラストナイト・イン・ソーホーのChicoのレビュー・感想・評価

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前夜にベイビー・ドライバーで予習。いざ。

(ネタバレ無しです)

田舎町からロンドンに上京してきたデザイナー志望のエロイーズ。ルームメイトと上手く行かず入学早々寮を出て一人暮らしを始めることになるが、引越先はソーホーにある老婦人が貸し手の小さなワンルーム。
引越した夜、眠りに落ちたエロイーズは憧れのスウィンギングロンドンにトリップする。シンガーを目指す魅惑の女の子、サンディ、と出会い、60年代ファッションと音楽、ナイトクラブの熱気で溢れたネオンサイン煌めくソーホーの街を彷徨う。
サイケでポップな世界とサンディ(=自分の分身のような存在)に魅了され、夢の世界にはまっていくエロイーズだが、その影響は次第に日常生活を侵食し、現実と虚構が混ぜこぜになっていく。
そしてある日、エロイーズは衝撃的な事件を"目撃"してしまう。

恐怖と感動が同時に湧き上がり、よくわからない涙が出ました。そして鑑賞後は、ふははは、にやにや、と高揚感に包まれました。

普段ホラーを観ない自分からすると、劇場の大画面、大音量の鑑賞はものすごく怖くて、古典的な手法も、色や音や光の生理反応で心臓バクバクしてました。(光に敏感な方は注意、的なテロップが最初に出てた)

だけど(怖くても)最後まで見ると、ふははは、となったし、万華鏡みたいな色彩と映像に酔う感覚はたまらなくよかったです。

元旦。今年初の映画館鑑賞。観客5人のレイトショーでした。

余談
エドガー・ライト監督は菊地成孔氏が以前よりベイビー・ドライバーにについて熱弁してるのを聞いていて、今回それじゃあまとめて観てみようとようやく鑑賞。2本連続で観て良かった。素敵な映画体験となりました。Thanx to菊地さん。
Chico

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