michiko

ラストナイト・イン・ソーホーのmichikoのレビュー・感想・評価

3.5
ロンドンを舞台に現代と60年代が夢と幻で交錯する時、その煌びやかな世界の裏に葬られた絶望が蘇る。

トーマシン・マッケンジーとアニャ・テイラー=ジョイ。その方向性の違う美しさが混じり合うシーンは実に美しく、2人の魅力がグイグイと作品を引っ張っていく。その関係性に面白味を感じつつもストーリーの予想外の向かう先に驚かされる。もう一つ作品を引っ張るのは60年代のポップミュージック。当時の危うさを色鮮やかに描く。
michiko

michiko