FREDDY

女霊館のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

女霊館(2018年製作の映画)
1.9

このレビューはネタバレを含みます

「ゲット・アウト」のプロデューサーが放つ、見た目も年齢も違う女の悪霊が次々と暴れ出すホラー作品ということで。印象としては、ホラー映画が苦手な人向けの、何の面白みもない"B級ホラー風映画"といったところですかね。恐怖は全く煽られませんでしたし、心惹かれるどころか良かった点が見つからなかった。アダムを演じたジョシュ・スチュワートやリサを演じたボヤナ・ノヴァコヴィッチ、ロナルド・クラーク教授を演じたデルロイ・リンドーなどといったキャスト陣の演技はそれなりといったところで、それぞれが演じた登場人物らも設定だけが固められたような、内面よりも外見やキャラクター重視といったところ。人間味やその人物の魅力というものが感じられず、彼らの視点から物語を見る事すら難しかった。とくにアダムに関しては数学教授でありながら両腕にはタトゥーがあり、もしこれがキャラ付けだとした、主軸の物語よりもアダムの過去のほうが気になりますね。そして、描かれている内容は古典的で、使い古しのホラー演出ばかり。引っ越し先の館、立場の弱い妊婦、大きな鏡や絵画など、真新しいものを見せてくれるなら良いが、演出どころか見せ方もチープで音頼り。老婆や少女たちもヴィジュアルばかりでいまいち面白さが伝わらず、展開も展開で何度もこすられてきた王道パターン。結局のところ本作は何を描きたかったのかがわからなかった。駄作ですね。オススメはしません。
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