このレビューはネタバレを含みます
アマプラでレンタル100円だった。
2174年。もうヨボヨボの地球から123年かかる惑星タニスに移住すべく6万人を乗せて旅をする宇宙船エリジウムで、冷凍睡眠から目覚めたら宇宙船の中が大変な事になってた話。
軽く記憶喪失だわ、クルーの死体はあるわ、乗客はいないわ、何か住み着いて暮らしてるヤツらはいるわでプチパニック。その上バケモノまでいる始末。
なるほど乗客はコイツらが喰ったのネってちょっと待て、船の電源、再起動しないとヤバいぞコレ。ってことで、バケモノから逃げつつ原子炉を再起動。
どうやら機体に損傷はなし。え?て事はバケモノどっから来たの?あと船外に星がひとつも見えないんだけど、この船今どこ飛んでんの?
疑問が疑問を呼んでもう祭り。何も分からないままわっしょいわっしょいやってたら(やってない)どうやらパンドラムって言う宇宙病を起こしたクルーが暴走したらしい事が判明。
何きっかけかと思ったら、まさかの地球の消滅。冒頭のシーンで聴いてるメッセージが、地球から送られた最後のメッセージだったわけ。ショックでパンドラムを発症してクルーを殺した男が、主人公の上役になりすましてた冒頭のシーンの若造。
もう何が何やら情報が多いわりには何も解決してねえ!!っつって(言ってない)る主人公が、計器を良く見たら着いてんの。タリス星に。海の底だけど着いてんの。しかも800年も経ってんの。
襲い来るバケモノは途中で目覚めて環境に順応していった人類の成れの果てだったわけ。そのバケモノとの銃撃戦で割れたガラスから流れ込んで来る海水。
生き残りの乗客1,000人が眠る冷凍睡眠装置を発射して船外に脱出する主人公。タニス歴元年の幕開けである。え?バケモノ?船内で溺れ死んだんじゃね?知らんけどエンドロール。