このレビューはネタバレを含みます
MCUが始まる前の、アメコミ原作映画っていうと、こういう感じという王道。
自分の分身が敵になるというパターンも『ヴェノム』や『インクレディブル・ハルク』等等でもお馴染みだが、このモービウスは取り分け、ヒーローとヴィランとの境目が「制御可能かどうか」という一点のみであるがゆえに、真のダークヒーロー感が強めで良かった。
ところどころ、DCの『バットマン』へのオマージュが感じられる演出が多かったがポスクレで、ヴァルチャー演じる元バットマンのマイケル・キートンと元ジョーカーのジャレットレト演じるモービウスがタッグを組むという、MCUとDCがごちゃごちゃになる感じも面白かった。