アノン

モービウスのアノンのレビュー・感想・評価

モービウス(2022年製作の映画)
3.7
MARVELなのに公開時そこまで騒がれることなく静かに上映終了してた理由がなんとなく分かった。個人的にはダークヒーローと吸血鬼モチーフが大好きなのでこの掛け合わせは間違いなく楽しめる(と思ってた)。その誕生を描いてる時点で映画としてほぼ勝ち確なのよ(と思ってた)。まぁこんなに良いテーマを扱ってるからこそある程度の期待もあったからかもだけど、良く言うと王道、悪く言うと目新しさが全く無いほぼ想像通りの1時間半。私は後者のイメージを感じてしまい、スコアはそこまで伸びず着地。

なんせ悪役が薄っぺらい。急に豹変して「は?」ってなった。あそこもうちょっと寄り添って描いた方がええぞ?

それでも3.7のスコア付けてるのはダークな世界観とジャレッド・レト。コウモリ男と言えばバッドマンですが、キャラクター的にはモービウスの悲壮感背負ってる感じがめっちゃ好き。しかもガチで血を吸う←ここ高ポイント。

そしてジャレッド・レトのキャスティングが素晴らしい。彼以外この役は務まらないだろと思わせるくらいのハマりぶり。今まで彼に特に好きという感情は無かったのですが、この役は沼。これからご覧になられる方はご注意下さい。
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