JackBurton

ナイル殺人事件のJackBurtonのレビュー・感想・評価

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)
4.4
アガサクリスティの小説ナイルに死すの3度目の映像化。前作に引き続きケネスブラナーがポアロを好演!個人的に彼のはまり役であると思う。78年版を見たことがないので比較が出来ないが、アルトマンのロンググッドバイやマイクハマー俺が掟だ!のように年代を変えていないので、展開は変えられない。そんな縛りがある中素晴らしい映像化と言えるのではないだろうか。ブラナー版オリエンタル急行殺人事件同様映像がとても美しく、今持てる技術で古典的推理小説をしっかりと映画化している印象。

探偵ものをよく見る人なら犯人もトリックも早々に分かってしまうかもしれない。しかし個々の愛憎劇に引き込まれる!特にジャクリーン役エママッキーの演技が良かった。冒頭のリネットとサイモンのダンスを嫉妬深く見つめているシーンが印象的。
JackBurton

JackBurton