このレビューはネタバレを含みます
サスペンスと言うより、愛の映画でした。なので犯人はすぐにわかります。
ただポアロがなぜ、口ひげを生やしたかなど、とても丁寧に作られていたと思います。
特に今回は、セリフ一言一言が素晴らしく、印象的なセリフが多かったです。
ミステリーな部分は、オリエント急行の方が展開とテンポは良かったですが、今回は「愛」の物語りだからか、テンポよりゆったりとした映像や壮大な描写が多かったのが印象的でした。
ケネス・ブラナーは、役者としても素晴らしいけど、監督の方があっているように思えます。
ラストの口ひげを剃り、誰もポアロと気が付かない…そうポアロを捨て、愛に進むラストシーンでしたが、このシリーズも終わりなのでしょうか?
一応原作は、まだ沢山あるので、またポアロが戻って来ることを願ってます。