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ナイル殺人事件のShoのレビュー・感想・評価

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)
2.5
ひとさまに誇れるほどミステリーは読んでいませんが、アガサ・クリスティーは超がつく偉大な作家だと昔から思ってます。
ボクが読んできたトリックにビックリした作品を5作あげるなら、そのうち3作は入るまさにミステリーの女王。

そのアガサ・クリスティー原作ナイルに死すの実写版。
実は読んだことがなく、これを機に久しぶりにアガサ・クリスティーの小説を数日で読破。
まだ記憶が薄らいでいないうちに上映終了間近に劇場へ。

ちがうちがうちがーーーーーーう(( ¯-¯ )( ¯-¯ ))
えっと、改変しすぎでしょ…( º言º)

まず、第一次世界大戦の場面出てきて、
「あれ?1917観てる?キングスマンファーストエージェント観てる?」
と錯覚笑

ポアロのエピソードはいらん、ロマンスもいらん。
そのクセ、なきゃいけない背景 人物の心情等がない。

登場人物も削って、削られた人物のバックグラウンドを背負わされせる人物まで出てくる。ある意味一人二役。
ストーリーの運び方もムリがありすぎるし、ポアロが真相にたどり着くまでもいささか強引。
最近のハリウッド作品、人種やLGBTに過剰に配慮しすぎている点も逆に違和感。

挙句、殺される人物まで原作と変えるとかアリなのか( ˙꒳​˙ )???

そもそも「大富豪の美しき娘」が全く美しくない(好みの問題)笑

まぁ、元々が500ページを超える原作なのに約2時間の映画にまとめること自体がムリ。
脚本家の力量なのか、ケネス・ブラナーの監督としての力量なのか。
どっちでもいいけど。

というわけで、ボクにはビックリするぐらいつまらなかったです。

無理矢理いいところ挙げるなら、いつかエジプト旅行行きたいなぁとあらためて思ったこと🐫

結果、小説でも漫画でも、
「原作読んでたら映画版は9割の確率で低評価にしがちな自分」

何も知らない方が楽しめる。
え?じゃあ原作読んでる映画は観なきゃいい?
たまに当たるから観たくなるんです(´-ω-`)

この勢いでオリエント急行殺人事件読み返して、ケネス・ブラナー版観返そうかな。
※さらに評価下げそう

1978年のジョン・ギラーミン監督版は面白いのだろうか…。
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