このレビューはネタバレを含みます
レンタルショップに置いてなくて観れずに困ってた本作をようやく鑑賞!
このシリーズ、列車とか船とかワクワクする密室シチュエーションなのが好き。
知的でエレガントな作風も一際目を引くね。
今回も登場人物の全員が疑わしい。怪しい…この人犯人かも!と思った(思わせた)順に殺されていくのが不意をついていて面白い。
犯人はまさかの夫(とその恋人)。
自分が一番愛している人だった…しかもハネムーンで殺されるとかありえないほど残酷すぎる…
全員が見ている前での心中ラストもかなりショッキングなもの。
こんなにも登場人物が死ぬサスペンスも珍しい気が。
今回は友人も犠牲になったことでポアロさんかなり激怒だったな。それなりに緊張感があった。
夫の最期を投じるように演じたアーミー・ハマーが表舞台から姿を消したということもあって、無念にもいわくつきな作品となってしまっているようで残念。
メイキング映像に彼は一切出ておらず、違和感がありまくり。まるで出演していなかったかのような扱いを受けていて何だか気味が悪い。
歪んだ愛が引き起こした悲劇。
色んな意味で、いや〜な後味の残る作品だった。