あまりこういった作品は観ないのですが、話題になっている事もあり、劇場近くの大学に用事があるついでに鑑賞しました。
学生さんはお休みじゃないんだね。
普通に面白い作品で、ETV やJNN の深夜のドキュメンタリーにエンターテイメントの要素を少し加えた感じ。
この問題と韓国の反日感情と結びつけた考察や（流した街角インタビューは意図的に偏ったものだったかも知れませんが）、韓国の当時の家長制度、儒教思想を旧日本軍が利用したという視点は新鮮でした。
1965年？と最近の日韓合意に関しても、アメリカ政府の意向が強かったので、不十分なものになったのではないか？という分析も興味深かったです。
いわゆる、歴史修正主義者の方々と日本会議の関わりを指摘するまではわかるのですが、後半、それと憲法改正と結びつけた現政権批判みたいな描写は、結局これがやりたかったのでは？といった印象を与えてしまったのは少し残念かな。
途中、歴史修正者側の人が「アメリカは日本に負けたから1945年に黒人の人権を認める事になったんです」と言っていて頭がクラクラした。
昔、あれだけ素敵に見えたケント・ギルバートがこんな風になるとは夢にも思わなかったし（未だに売春婦呼ばわりしていたのはショック。人相変わったよね）、学生時代のサークルの知人がチャンネル桜で番組を持つ一方、有名俳優になるのもいたり…
人生はどう転ぶか判らないよね。
