カステラちゃん

ニノチカのカステラちゃんのレビュー・感想・評価

ニノチカ(1939年製作の映画)
3.9
細眉で人を寄せつけないオーラ出まくりのニノチカ。大衆の為、国家の為に感情を抑える人生を送ってきた彼女が、パリで転機を迎える。今は無きソ連から、任務を仰せつかってきたおのぼりさん状態のおじさん三人組がチャーミング。ニノチカの笑顔は人間らしさ開眼の象徴だ。
ああ言えばこう言う式に、テンポ良く進む台詞回しで気分良く観られた。まあ、国家体制の相違をこんなにおちょくっていいのかいとも思うけど。