丽遥

ニノチカの丽遥のレビュー・感想・評価

ニノチカ(1939年製作の映画)
3.8
冷徹な女が恋でデレるというよくあるストーリーだけど、デレ後もちゃんと仕事してて、かつ男の方も共産主義を学ぼうとしだすところは当時のジェンダー観として進んでるなと思う。初代うるさい口はキスで黙らせる映画。
結構共産主義いじりすごくて大丈夫?ってなるけどアメリカだからやりたい放題やってるのか、、?レーニンを笑わせるトリック撮影さすがに笑う
ラストはあまり笑えなくて、アメリカ人にならウケるみたいな感じなのか?

グレタ・ガルボはすごい美人だけど、それだけじゃなくて演技も繊細で素晴らしかった!身振り手振りはほとんど使わず、目線の動きで微細な感情を表す。それは堅物のニノチカのキャラクターにあってたし、だからこそニノチカが笑い出すシーンが印象的になってた。男女の視線の交錯を同一画面で撮影するルビッチタッチともすごくマッチしていたと思う。声色も抑制されてるときの抑揚ついてる時の使い分けがよかった。
丽遥

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