最初から最後までイベントだけが起こっていくのに加えて、それにマッチするキャラの心情とか行動が全然合ってへんから全く話入ってこやん。途中から、いや初めからまじで長く感じてた分、ラストのマカオとジョマの対決はおもしろいなとは思った。けどやっぱり急いで終わらしたかのような手遅れ感がある。なんか雑で下手やねんな。まじでとにかく長く感じた。でもス・ノーマン頑張って倒そうとするところはおもろかったし、純粋に絵も良かった。多分しんちゃんの心情が変化していくごとに変えてるんやと思うけど、その辺の絵のタッチの違いによって生み出される相乗効果はよかった。ひろしとみさえを助けに行く時に家でトッペマと話すシーンで見れたあの水彩画タッチは、丁寧な分、どことなく明るさがあって、よりしんちゃんらしい柔らかさとかしんちゃんの勇気が感じられた。特にラストのヘンダーランド崩壊シーンは見事。とはいいつつも、クレヨンしんちゃんファンはどう思ってるかわからんけど、少なくともこの作品は駄作やと思う。芸術性は高い。
