こんなに明るいホラー映画は初めて見ましたねえ。。あ、お話が明るいわけではないです。
この映画は、イカれたカルト集団vs一般ピーポーという単純な構図じゃないんですねえ。
精神的な不安を周りに理解されず、面倒くさいやつみたいな扱いを受けているダニーと、彼女からの依存と執着が増すにつれて重荷に感じているが、しかし別れることはできないクリスチャン。
家族を失ったダニーにとって唯一の心の拠り所であるはずのクリスチャンが、自身の本質や価値観を理解してくれていないということがどんどん露呈していきます。
そんな中、村のコミュニティは喜怒哀楽を文字通り"分かち合って"くれる。。それゆえのラストの表情。。
あのですね、この映画、本当に怖いです。
現実にありそう、というか形は違えど実際に起きていますよね。こんなコミュニティ絡みの事件。
コミュニティの異常性に隠れていますが、よくよく考えてみたら、主人公サイドの人たちもある意味怖いんですよ。
その土地の文化に敬意も興味も持つことなく軽率な言動をするマークも怖いし、論文に躍起になるあまり禁忌を犯すジョシュも怖い。ほんでもってクリスチャンとダニーの関係も怖い！何が怖いって、ああいう愛と依存と執着の違いが曖昧になっているカップルはたくさんいるんですよ！
あれ、これなんの映画でしたっけ。。
おらこんな村いやだ♪♪
