怖くないから駄作、と切り捨てるのはあまりにも勿体無い。
都会の怖さ、おぞましさに焦点を当てたホラー作品、たくさんあります。それを、重くなり過ぎず、あくまでポップな娯楽作品としての枠の中で絶妙なバランスで描いた映画として、今作は素晴らしい出来栄えだと思いますねえ。
ミスリードの仕掛けも上手かったですし、すっきりまとまった脚本もイイネ。
まあ何より、個人的に60年代の音楽やファッション、あの時代特有のムードが大好物なので、それだけでも甘めの評価になってしまう!
鑑賞後に知りましたが、これベイビードライバーの監督作なのね。
どうりでスタイリッシュなわけだ。音楽の使い方、素晴らしいですねえ。