このレビューはネタバレを含みます
令和のホーリーマウンテン、そしてウィッカーマン
絶妙な気まずい人間関係描写の上手いこと！！
序盤のダニーのメンヘラ女っぷりの鬱陶しさ、そんなダニーに辟易しているクリスチャンの関係は第三者のこちらまでうんざりさせられる…
なんで別れないのかダラダラ続く男女関係
、現実にもあるあるだよね？笑
ホルガについてからの論文のテーマ問題。あのモメる気まずさも誰しも一度は経験あるのではないか…？ジョシュが怒るのは当然だよね。笑
とにもかくにも現実にいそうなダニーのメンヘラ女っぷり、クリスチャンのクズ男っぷり、微妙な人間関係の描写が上手い👏🏻
その後のスウェーデンでの明るくて美しい楽園のような光景と、鮮烈なカルト村の独特な儀式、鮮明に見せ付けられる残酷描写の対比が強烈。
加えて歪んだ映像、息づく植物を見ているとこちらまでラリってんのかな…という錯覚に陥る。
そして強烈な結末。
クリスチャンはクズ男だから仕方ないな…と思えども、ホルガの村民で生贄に立候補した2人が苦しむ姿は『信仰は結局救いにはならない』とでも言っているかの様で…
あれはハッピーエンドなの？？
ダニーが幸せならそれでいいけど。
ここらへん個人によって解釈がかなり変わってきそうで面白いところ…
それにしても監督によって細部にまで徹底的に作り込まれたホルガ世界観はずーっと眺めていたい。
壁画も衣装も堪らなく可愛くて💘
服に刺繍されたルーン文字にも意味があるというこだわり様。小屋の壁全面に描かれた壁画も素晴らしくて、いちいち静止画にして眺めたい🙏🏻✨
私も白装束着て華冠つけてトリップして踊り明かしたい🌹☘️🌸🌱🌷💐
話題になってる様々な儀式や恋のお呪い（陰毛パイとかね）も、実際に北欧で行われていたらしい、という点も衝撃😱
マリメッコ とかムーミンのイメージからかけ離れた残酷さに北欧のイメージが崩壊したと同時に、北欧神話やヴァイキングについて興味持ってしまった🤤✨
もっとグッズ化と詳細の解説本の出版を望みます🤗
