このレビューはネタバレを含みます
良い意味でも悪い意味でも緊張感の持続される不思議な映画。
常識外れの祝祭。
華やかに明るく行われることで恐ろしさが増す。
「あなたもきっと同じことをする」
ダニーがクリスチャンに向けて放った言葉。
あの時点でこのような結末を迎えることが決まっていたのかもしれない。
個人的に冒頭の旅行に行くまでの件である何気ない日常のワンシーンが心痛かった。
無関心と嘘に溢れ、恋人同士とは思えない。
そして男ながらに男のダメな所がよく分かる。
恋人に殺されないようになんて冗談で終わらせず、向き合い、分かろうとする努力をしようと思った。もちろん逆の場合でも。
意図的に選んでしまうような関係にならないように、燃える恋人を見て笑えるような人間にならないように。