かに座

ミッドサマーのかに座のレビュー・感想・評価

ミッドサマー(2019年製作の映画)
3.0
演技、音楽、脚本、すべて新しい不快感でした。
幸いショッキングな映像作品には慣れていたのでそれ自体は受け入れられました。それらが恐ろしい音楽などの演出で煽られることなく次々と披露されるので、どことなく夢心地。
主人公の戸惑いの中にあった憧れのようなものが表に出てきて、次第に、これは家族の話だったのか…と理解することができました。

家族はしきたりを共有するべきで、共に敬い、寝食を共にする。お互いの感情を分かち合い、共に泣いて共に笑う。
でも最終局面の絶叫からするに、結局、そうありたいだけけの幻想なのでしょうか。(笑顔の人も混じっています。喜び?でも●される当の本人はそんなことはないような…)
幻想であっても、家族でいたい、一体となる安心感を得たいという欲求は消しされないのか。

いろいろ調べたところ、監督はこれを実体験から昇華させた恋愛物語でもあると話しているそうですね…まだまだ理解に苦しんでいます。
取っておきとして見るような作品ではないです。 少しでも波のある間に、感想を共有してくれる人が多い間に視聴するべき作品です。
かに座

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