邪不压正

悪が正義に負けることはない。
例えどんな形であれ。
ブラックコミカル風にできててキャラもみんな独特だった。

殺し方？から滲み出るタランティーノ感。
タランティーノ好きとしてはなかなかに満足できた。

相変わらずチアン・ウェンはわかりやすそうで全くわからない傑作ばっか作ってくるよね
昔鬼が来た！なんて名作作ってくれた人がまた日本軍と中国軍の話を作るって聞いたときはワクワクしたけど本作は…の前に前作を解説
毛沢東と中国国民の関係に自身の結婚生活を投影させ、大胆に脚色した結果とんでもないラブコメになった弾丸と共に去りぬに引き続き、本作は
中国国内の右翼と左翼の関係をラブストーリーにした内容となってるなと実感

ネタバレになるから細かくはかけないけども、ラストの別れのシーンのセリフをよく聞くと
「あなた（右翼）がここ（中国）に留まってくれないと日本軍達（仮想敵、ちなみに左翼ではない）を殺すことができないじゃない」
と、国が形成できなくなるじゃないと客たちに叩きつけるような感じがしてなんとも言えない気持ちになっちゃった。

チアン・ウェン、次は習近平と中国国民の関係をメタファーにしたラブコメ戦争映画作ってくんねぇかな…

やっと全作観終わった。北洋三部曲は全部商業映画だけど、その中でも一番製作費をかけているかも。
お尻に印鑑を押すのは『厳重に監視された列車』から由来しているんだね。
政治暗喩の分析を読んだらめちゃくちゃ面白かった。
わざわざ映画批評家役を作った上、ひどい目に合わせるのは笑った…
Bruce Lee
民国史ちゃんと読まなきゃー
姜文のどの映画にも必ず男を誘惑する女の人がいるんだね。でも絶対に妻の周韵にそういう役を出演させないよね。。。確かにあの禁欲的な気質が合わないかもしれないけど一度観てみたい…