ジャケ写のシーンなんて無いんだろうなと思ってたら本当にあってチビった。
東南アジアを旅行中にムカデの呪いをかけられて死んだ妹の真相を探ろうとする兄の話。
オープニングのムカデの生体説明の画面がエグいほどずっとムカデ。大量の蠢くムカデから接写のムカデまで、ムカデを骨の髄まで見せてくれて始まりからサービス満天。
妹は冒頭5分くらいでムカデに襲われるのだけど、もちろん香港クオリティなので本物のムカデを体に這わせるだけ。役者の頑張り100%の映像ですごい。
大概の映画って開始すぐには襲ってくるものの正体って見せない気もするけど、とにかく体を這うムカデってのを一刻も早く見せたかったんだろう。おかげで、その後の妹は何の毒にやられたんだヘビか?サソリか?みたいな件がたるくて仕方ない。まあかまわんが。
サソリの呪いでサソリを吐き出す息抜きを挟みつつ、序盤以降はムカデが全然出てこない。字幕もめちゃくちゃ見辛いししんどいなあ…と思ってたところラスト20分からが本番ですげえのです。
ヒロインとセックスしている主人公に向かっていくムカデの大群。排水口から一斉に上がってきたり床一面を這ってベッドに次々と群がってくる姿がすんごーーーい気持ち悪い。
そんで、ヒロイン役の人がマジですごいだけなんだけど、ジャケットにもなってる口からムカデを吐き出すシーンのヤバみ。生きてるムカデ達を何べんも口から吐き出す。
なんか「うんこ食ったら何円やるよ。」みたいな冗談を言ったら、目の前でマジにやられた感じがして普通に引く。女優さんにいくら払ってんだろう。すげえですマジで。
呪術師の頭からコブラが生えてきて燃えて死ぬというオチも意味不明で最高でした。