しゅり

君の誕生日のしゅりのレビュー・感想・評価

君の誕生日(2018年製作の映画)
5.0
コロナで公開延期になって、ずっと待っていてやっと公開された作品。

セウォル号事故で遺された家族が迎える息子のいない、誕生日。
私は母親の立場にでは無いけど、観ていてとても苦しかった、、。悲しかった。
お母さんの悲しみが痛いほど伝わってきた。誕生日を迎えるのが怖くて開けないことも、息子に新しい服を買ってきてしまうことも、自分がいっぱいいっぱいで娘を放してしまう時、、。
夫が韓国に戻ってきた理由と、家族だけでなく遺された周りの人たちの(義妹や隣の家族、親友)寄り添う思い。そこに感じる温かさ。

息子のお母さんの呼び方の理由がわかった時、涙が止まらなくなった。
自分自身色々と調べていたが、日本でもニュースになったこの事実を忘れてはいけないし忘れたくないなと。改めて思った。
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