たかなべ

君の誕生日のたかなべのレビュー・感想・評価

君の誕生日(2018年製作の映画)
3.2
セウォル号沈没事故でトラウマを負った家族のお話。

途中までというか終盤まで、かなり好きなタイプの演出、演技、編集だと思ってたのに、クライマックスの演出にドン引きしてしまった。

故人が亡くなってから書いた手紙(もちろん他人、それも見ず知らずの詩人が書いた)を幼馴染が朗読って、なんなん? それにみんな大泣きして終わるってなんなん? 直前までそういうのから一番遠いメンタリティだったじゃん。国家的な事件をモチーフにした国民感情に寄り添う話って今も昔もあるけど、この作品のこのイタコ演出によって誰がどう救われるのか説明して欲しいと思った。
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