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君の誕生日のrioのレビュー・感想・評価

君の誕生日(2018年製作の映画)
3.2
号泣覚悟で見始めたけど
わたし的には
そういうのじゃ、なかったかな

当時、いろいろな番組で
セウォル号の事を見て
ショッキングだったし
子供たちの状況や
残された家族の事を思い
かなり泣いた

遺族はもとより
生き残った同級生も
重い十字架を背負ったと思う

死んだ級友のお母さんを
なぜか避けてしまう
というのは分かる気がする

生き残った申し訳なさ

何かをしたい
するべきなのに
何もできないもどかしさ

まだ子供なのに
そんな葛藤してたなんて
ツラすぎる

親も、悲しみ方や
立ち直り方はそれぞれで
補償金うんぬんや
教室保持のくだりは
リアルだった

でも、妹ちゃんの扱い
あれは可哀想

残った子供を
必死で育てる事で
癒えていく部分も
あるはずなのに
悲しみに溺れて
妹ちゃんをないがしろに

よくしてくれるお隣さんにも
スンナムの泣き声で
すごく迷惑かけていて
(娘が2回も受験失敗)

「(娘)ずっと一緒に
 泣かなきゃいけないの?」

に同情した

ボランティアの人や
被害者家族の人への当り方など
スンナムのキャラクターに
同情できなかったのが
泣けなかった原因かな

自分の知らない
子供の様子を聞けるのは
親として嬉しいので
私だったら、家なり
レストランなりに
友達を招待して
気楽にみんなが
しゃべってるのを
見ていたい、かな

息子を直接しらない詩人に
勝手に息子の気持ちを
代弁されるのは
ちょっと嫌www

お父さんの刑務所ストーリー
必要あった?

昨日【殺人の記憶法】を
見たので、同一人物とは
思えず、やっぱ俳優さんって
凄いなー

センサーライトの件
すごい分かる

そういうの信じたいよね
信じるものは救われるんだよ

最後、家族が再生されていく
シーンにライトが付いて
私もホッとした
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