SEIJISAN

メカニックのSEIJISANのレビュー・感想・評価

メカニック(1972年製作の映画)
3.0
「チャールズ・ブロンソンの渋さで押し切れ!」と言わんばかりのオープニング。約15分間セリフ無し!主人公は「組織」からの依頼を受けて殺しの任務を受けるプロの殺し屋。しかも「他殺」に見えない形で殺害するので事件化もしない。彼は豪邸に住まい、自由気ままに暮らしているように見えるが心の中は孤独で乾ききっている。そんな中「組織」からの新しい指令は、彼の親友を殺すものだった。彼は迷いなく冷酷に殺す。親友の葬式に出席した彼は、親友の息子と会話を交わす。主人公も父親が殺し屋によって殺害された過去をもっていた。彼に似た境遇になった親友の息子を「殺し屋の弟子」としてテクニックを徹底的に教え込んでいくのだが...。共演はTVシリーズで大好きだった「エアウルフ」で主役だったジャン・マイケル・ビンセント。アクション映画なのにアクションは少な目で、静かな作品。ストーリー展開もゆっくりと、じっくりと描いていく。だが!クライマックスからエンディングにかけて畳みかける猛烈な急展開!ネタバレ厳禁!「静かなアクション映画」を楽しめる稀有な作品です。リメイク版はスーパーアクション映画になりましたが...(僕はどちらも好きです)。
SEIJISAN

SEIJISAN