メカニックの作品情報・感想・評価

「メカニック」に投稿された感想・評価

mz5150

mz5150の感想・評価

2.8
ステイサムのメカニックのオリジナル版、当時の演出にしては上出来リメイクされるのも頷ける。唐突な金髪女優は嫁、アチョー空手はトホホだが良く出来てる。
JTK

JTKの感想・評価

3.4
マイケル・ウィナー監督といえば子供の頃「狼よさらば」「スコルピオ」「シンジケート」とか知ってか知らずか比較的たくさん見てて、当時はB級なんて意識もなく「ブロンソンカッコいい」とか言いながら楽しんでたと思うが、今改めて見るといい意味でB級ですね。いきなりの粒子の荒い画面洗礼が懐かしくも楽しく、今、タランティーノとかロドリゲスがやってる意図的画面汚しが天然だもの。
で、アナログなアクションとともに殺し屋といういかにも映画的な設定で物語がまったりと進行していくにつれ眠くなりウトウトしかけた後半とってつけたような「どんでん返し」でハタと目覚めて、はい、おしまい。ん~、マンダム。
「ウェットスーツ(潜水服)での立ち回りが、どんなに辛かった事か!(笑)」北大路欣也(資金源強奪の撮影時を振り返って)
なるほど、本作もウェットスーツ着用のフッテージは短い!残念なのは2をリメイクの方に作らした事。リメイクも2も予告やポスターヴィジュアルの見せ方が上手いだけで中身がない。
qtaro

qtaroの感想・評価

3.4
20180303鑑賞
とにかくブロンソンが渋い。
オープニングからしばらく台詞なし。やたらと爆発シーンがあるにも関わらず、何か淡々と話が進む。弟子の若々しさと円熟のブロンソンの好対照。とにかく渋い。
ラストはブロンソン登場を予想したが、外れた。最後まで渋かった。
天狗jet

天狗jetの感想・評価

3.3
味わいきるか、酔いしれるかだ。

C・ブロンソンが魅せる大人の男の色気満載。
非情な世界に生きるストイックな殺し屋。
しかし私生活では孤独を感じ、人間臭い欠点まで・・・

J ・M・ビンセント演じる若者と主人公の描き方ですが
精神面の教えはいいですが技術面は・・・
仕事が仕事ですし。

主人公の扱いも未練を残さないあっさり感は好きです。

ラストのアクションは迫力ありますが、そこは40年も前の映画。
流石に粗が目立ってしまいます。
最近の映画と比べるのは野暮ですね。
 殺し屋といえば無口のイメージなのだが、まさにその系譜の殺し屋を扱ったアクション映画。このイメージを確立したのは何なのだろうか知らんがこの映画も一役買っているんじゃないだろうか。チャールズ・ブロンソンの渋さと迫力とどこか憂いを感じさせる演技が良い。
 やはり本当の爆発はCGとは違うなと痛感させられる1本。崖から車が落ちるシーンは圧巻。あまりの凄さに「片づけるの大変そうだな」、と全然関係ないこと考えていた始末。70年代らしいラストのニューシネマ感も良い。ステイサムのリメイク版も観るとしよう。
ステイサム版のメカニックを観た後にリメイク元が気になってたら、知らない間にTSUTAYAでレンタル開始してたのでようやく鑑賞できました。

結果、『あれ?映画としてはステイサム版より面白くね?コレ』という感じでした!
というか、リメイク版はあくまでステイサム映画として観ると傑作なんですけど、本作は単体の映画として観ても普通に面白い作品だと思いました。

主人公であるメカニック役をチャールズブロンソンが演じてるんですが、これがまた渋くてかっこいい!
特に冒頭の暗殺は全く台詞もないのに俳優の演技と演出だけで状況が説明出来ててほんと凄かったです。
キャラ設定も、ステイサム版とは違って弱点がある所も人間味が感じられて良かったです。(ステイサムが完璧超人過ぎるだけかもしれんが…)

弟子のスティーブも本作の描写だと、師匠であるアーサーからしても腹の読めない人物として描かれていて、もしかしてサイコパスなんじゃないかと思うくらい最後までミステリアスな感じでした。

そして問題のラストなんですが、ステイサム版を先に観ていたので予想していたとはいえ衝撃の展開が待ってました…
シーンのテンポの速さも相まって、なんじゃこりゃ!って思いました。

自分の中では、前転するステイサムを超えるくらいの衝撃のオチでしたよ。

このオチを知った上で改めてステイサム版を観直したら、ステイサムが更に超人に見えました。
他に、仕事の資料を壁に貼ったりメカニックとしての仕事を終えた後は音楽を聴く。といった設定とか、割と原作に忠実だったんだなぁという気づきもありました。

アクションや演出はたしかに地味ですけど、そこは70年代の作品なんでしょうがない。
むしろ、この時代としたらかなり激しいバイクアクションも見られて(当然CGも無いだろうし)ハラハラして楽しめました。
昔の仮面ライダーとかのバイクアクションが好きな人にもオススメです。

観る前は古い映画だから…と舐めてましたが予想外に面白かったです!
ステイサムバージョンのメカニックを先にご覧になっている方は1時間20分過ぎあたりから見始めると貴重な時間を無駄にすることなくこの映画を充分に楽しめると思いますよ。
C・ブロンソンならではのアクション・サスペンス
多くは語れませんが、殺し屋の゙冷徹゙゙非情゙゙宿命゙が、ストーリーに上手く反映された作品だなぁ、と思います
3ki

3kiの感想・評価

3.8

・タイトルの『メカニック』というのは“狙撃者”という意味。つまり暗殺を専門とするチャールズ・ブロンソンが、ただただ殺人仕事をこなしていくだけの映画で、この“だけ”ってのが、まじでにただそれ“だけ”なのが凄い。

・映画が始まり、いきなり髭面のおっさんが画面いっぱいに登場して、映画のタイトルよりも先にでかでかと“CHARLES BRONSON”の文字が映し出される。チャールズ・ブロンソンのことを全く知らない人でも、「あ、この人がチャールズ・ブロンソンなんだな」というのが一発でわかる構造で、1972年は“チャールズ・ブロンソンが主演”という事実だけでも、映画が成り立ってたんだなーと感慨深くなる。

・この『メカニック』の殺しの手口としては、もちろん狙撃という面もあるけど、基本的には対象者の習慣や日課を下調べして、確実に殺せるタイミングを見計らい、そしてわざわざ遠回りな方法で殺すというやつ。

・主な暗殺ミッションは4つ。4つとも仕事の背景や、殺しのディテールが多種多様なので、同じことの繰り返しなのにわりと飽きずに見られます。

・特にミッション1が素晴らしい。ぶっちゃけこの映画の白眉はここ。BGMは不穏なメロディが随所に短く流れるだけで、あとは常に時計の針のチッチッチッという音と、たまに挟み込まれるラジオからの日常音。台詞一切無しなのに、「この男は暗殺者で、いままさに人を殺そうとしている」というのを、場面ごとの時系列を組み換えるだけで伝えるという、映画的な語り口も渋くて素敵。殺しの手口も斬新(まあいくら証拠が残らないとはいえ、他に方法はあるだろ)だし、決行のタイミングまで淡々としてるのに、最後は超派手な大爆発。しかしチャールズ・ブロンソンは眉ひとつ動かさず、冷静に仕事の後片付け。いやマジかっこよすぎる。ここだけで100点出てる。 

・ミッション2はあまりにも回りくどい方法で、しかもそうする理由が意味不過ぎな殺し方で、2回目に観なおすとけっこう笑えてくる。

・そしてミッション2で殺した相手の息子が、まさかのチャールズ・ブロンソンの右腕となり、ミッション3以降はバディ物化していくわけです。この若い青年は親父が金持ち過ぎて、一般的な人間性を失ってしまい、自分のことを好きな女が自殺しようとしても何の感情も働かなくなってしまったという『コズモポリス』みたいなやつ。

・そんな彼とスカッシュで絆を深めるなんて、アメリカっぽくていいですね、スカッシュってところが。このときアディダスのスーパースターを履いてるチャールズ・ブロンソンが可愛い。

・ミッション3はその前の1、2とうって変わって、雑な作戦かつかなりグダグダな展開になるのですけど、たぶんバイクでのチェイスシーンを入れたかったんだなと思う。しかしこのバイクシーン、かなりのどたばたコメディ展開で、映画の雰囲気と全くマッチしてない感がとてもシュール。対象者の最後の死に方も、仮面ライダー的な唐突さで、なんか笑っていいのかよく分からなくなる。

・あと基本は“チャールズ・ブロンソンの魅力”を伝えるために出来てる映画なので、謎のカットバックが多用されるのもちょっと面白い。いきなり空手着のチャールズ・ブロンソンが型を披露したり、チャールズ・ブロンソンのリアル嫁さんが娼婦役で登場したり、それらは100%物語に関係ないけど、あったほうが良いか悪いかで言えば、そりゃあったほうが良い。

・人を殺すことで精神を病んでしまって神経衰弱になる、というのは後々の同監督、同主演作の『狼よさらば』に通ずるテーマですが、後半になるにつれてそのテーマがもうどうでもよくなってくるのも、『狼よさらば』と通じてますね。というか人殺しの善悪をわざわざ蝋人形館でチャールズ・ブロンソンに語らせてるんですけど、チャールズ・ブロンソンのキャラクターが特殊過ぎてまず誰も共感しえないと思うんですけど。

・ミッション4は今までとは趣を変え、もう狙撃とか暗殺とか関係なくなっちゃってますけど、車が崖から落ちてぐちゃぐちゃになるというのを長めの1シーンで見せてくれたのでそれもまた満足(ただ、だとしたらミッション3の最後のバイクは何だったんだってことになっちゃうけど)。

・と、いうわけで、チャールズ・ブロンソンの魅力推しが素晴らしい映画でした。でもこれ別にバカにしてるわけじゃなくて、作品の評価としては大事な要素ですよね。画面の中である特定の俳優が映ってる、ってだけで一つのエモーションを生み出すというのはとても健全なこと。ブルース・リーにジャッキー・チェン、シルベスタ・スタローンにトム・クルーズ、それこそこの映画のリメイクでの主演であるジェイソン・ステイサムだったりと、「本気でカッコいいと信じられてる人が、本気でカッコいい撮られ方をしてる」ってだけで僕は最高に好ましく思う。チャールズ・ブロンソンを好きになる一手としてはとてもオススメな映画でした。